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Artist Voice

AVIOT Story

#03

PEARL CENTER inui × AVIOT

AVIOTが目指す「日本の音」を音楽の作り手に伺う「ARTIST VOICE」。第2弾の今回は、メンバー全員が作曲を手がける新進気鋭のバンド、PEARL CENTER のボーカル・inuiさんにインタビュー。

ProfileMATTON(マットン)、inui(イヌイ)のツインボーカル、そして、ギターのmsd(マサダ)、ドラム・トラックメイカーのTiMT(ティムト)の4名からなるバンド。2021年9月8日には、ファーストアルバム「Orb」をリリース。

コードがないだけで、スピーカーで聴いているような感覚になる

「いつもは歌録りで来る」スタジオ「big turtle STUDIO」での撮影ということで、少々緊張しながら取材場所に訪れたinuiさん。初めて完全ワイヤレスイヤホンを使用されたとのことでしたが、いかがでしたか?

inui : いやー、衝撃でしたね。線がないのに音が聴こえる(笑)。ダンスミュージックを作っているような感覚もあるので、イヤホンの線を振り回しながら踊るクラシカルな魅力もありますけど、音楽を聴いてて不自由がないですし、コードがないだけでスピーカーで聴いているような感覚になりますね。

ワイヤレスイヤホン体験は初めてでしたがいいなと思いました。僕は右耳が小さくて、これまでのイヤホンは外れやすかったんですが、それもなかったです。

日本生まれということもあり、日本人の耳型に合わせているんです

inui : そうなんですね!ライブのイヤモニでも左右でサイズを分けないとフィット感がなかったりしたので。ノイズキャンセリング機能もあり音楽に集中することができる新しい感覚で、これまで使用していたワイヤードとは違う世界でしたね。
※インイヤーモニター

TE-D01mは華やかな音。キラキラが増えるような感じ

今回、TE-D01tTE-BD21jTE-D01mの3モデルを試聴していただきましたが、それぞれのイヤホンについて、感想をお伺いできますか?

inui : TE-D01tは1番フラットな印象です。音量上げ下げしてもフラットで聴こえるし、ちゃんとその人の作品のミキシングのまま届いていく感じがありました。そういう繊細なタッチのものも届けられるし、(ノイズキャンセリングが搭載されているので)外で雑音がある中でもしっかり聴こえる。オールマイティーなカバー率があるんじゃないかと思いました。

音楽ってものによって歪(いびつ)なので、どんな環境でも同じように曲を届けるというのは難しいと思うんです。そこを如実に叶えようとしている感じがしました。

inui : TE-BD21jは身がつまっている感じがしました。ベースとか振動を感じる部分もあって、メロディーとして感じられない振動も表現できている。やっぱりダンスミュージックが合うんじゃないかな。ビートも感じられて。ハウスとか昨今のUSのモダンポップスとかは、キックが低音処理されていたり、ベースシンセが使われている曲も多いので、いい低音やローミッドくらいのものを聴くとビートにも乗りやすいし良いと思います。海外の音楽は日本に比べると展開が少ないんですけど、踊るために聴いているとか、海外の音楽は音符的に踊れる設計になっている、と言われているんです。それをより感じられると思います。

inui : TE-D01mはこの中でも音楽やっている人や音楽が大好きな方に彩りを加えてくれるような華やかな印象。光が増える、キラキラが増えるような感覚があったし、どこかの音域を強調しているような嫌らしさがない印象でした。ちょうどレッドを着用しているし、まさに正義、ヒーローのカラーですね(笑)。好きな曲を聴くのが1番だと思いますけど、歌もの、ボーカルがあるものが良いんじゃないですかね。メロディーも綺麗で雰囲気が出るような曲だったりとかも合いそう。これで通勤したら仕事が頑張れちゃうかもしれませんね。

イヤホンには、中学生のときに感じた「音楽を聴くのが楽しい」という気持ちに近い発見がある

inui : 僕はイヤホンをそんなにたくさんは使っていないんですが、(音質面で)わりと派手で味付けされているものもあると思うんです。ドンシャリ傾向になっているものはボリュームを下げればローは聴こえなくなってくるし、ほとんどハイハットみたいになってくると思うんですけど、(AVIOTのイヤホンは)だいたいの帯域をカバーしたまま音量が下がっていく。味付けされたものも素敵でニーズはあると思うんですけど、AVIOTのイヤホンには「まっすぐに音楽を届けよう」という、誠実さを感じました。

ワイヤレスイヤホンが新しいスタンダードになっていくと思うので、新たな月面着陸というか中学生の時に感じた「音楽を聴くのが楽しい」という気持ちに近いような驚きや発見があると思います。踏み出したことがない人は一歩踏み出してみるといいんじゃないですかね。

ライブは会話、一人で音楽を聴くのは自分自身との対話

9月8日にファーストアルバム「Orb」をリリースされましたが、アルバム収録曲の中で、ぜひイヤホンで聴いてみて欲しい、という曲があれば教えて下さい。

inui : 4人全員が作曲できるのでそれぞれが楽曲を作ったんですが、「Fear,I love you」はTiMTの自信作で、特にイヤホンで聴くとステレオ感が分かる。ステレオで音を動かしている感じが、こだわっていていいなと、お客さん目線で聴いて感じました。お気に入りです。

僕自身が手掛けた楽曲だと、「GAMES」という曲はボーカルプロダクションにこだわりました。PEARL CENTERはツインボーカルで、高いキーをMATTON、僕が低いキーを担当するんですけど、その棲み分けとお互いのいい部分を上手に出せたかなと思う曲。ビートはアップテンポなんですけど僕の仄暗い声から始まるんで、その対比をうまく表現できているような、その対比で面白い表現になっている曲になっています。仄暗い中、サビでMATTONの高い声が周りからパーッとくる、一気に開くようなアプローチも出来たので、そこも聴いてもらいたいなと。

ライブではイヤホンを通して聴くのとはまた違った魅力があるかと思います。ご自身の思う、PEARL CENTERのライブの魅力はどんな点だとお考えですか。

僕の音楽の原点は、イヤホンやスピーカーを使って一人で音楽を聴くことで、それが好きなんですが、ライブは真反対。これまで歩んできた道と真逆なので、「バンドはライブをやる生活が当たり前」と思われてしまいがちで、自分の中で整合性が取れていない時もありました。

そんななか、バランスをとれた理由は「ライブは「場」だ」と思ったから。会場や服や身体が振動したりする気持ちだったり、「演者」「お客さん」と分けずに、みんなで一つになっている感覚、みんなが場を作る感覚があって。お金を払って来ていただいているんですけど、ただ見るという受動的な存在ではなく、僕たち演者にも影響があるし刺激し合っているような空間。そしてその媒体として音楽があると思っているんです。どちらも魅力はありますが楽しみ方が違って、ライブは会話みたいなもの、一人で聴くのは自分自身との対話で内面的なもの。どちらにしても、その媒介に音楽があればすごくいいよねっていう感じで音楽活動をしています。

最後に、これからの展望を教えてください。

inui : 活動開始してから、僕たちはコロナ禍でライブやプロモーション活動が立て続けになくなってしまっているので、できることが曲を作ることしかなかったんです。そうして曲を作っていく中で今回のアルバムでした。この状況下だからこそ、成長とか救いとかを繰り返してきたことを思い出したし、人生における喜びみたいなものをひしひしと感じました。そしてそれと同時に音楽活動や曲を作ることが、自分の喜びだと確信できたんです。これからも今以上にたくさん曲をつくっていきたいなと思っています。

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